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海外旅行右往左往

さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。

3.4 シンガポール3日目(日曜日)

4日目は移動のみのなので、シンガポールで遊べる最終日。セントーサ島でメガジップを体験し、ガーデン・バイ・ザ・ベイのナイトショーを見る。

3.4.1 ガーデン・バイ・ザ・ベイ(朝)

 朝食は2日目と同じくホテルのバイキング。
 まず、朝早くから開いているところということで、ガーデン・バイ・ザ・ベイへ出かける。巨大な植物園で、全部見ると時間がかかるのだが、植物園はそれほど興味がないので、スカイウェイだけ行くことにする。そのスカイウェイだけのチケット売り場が意外にわかりにくく、少し回り道をしたが、特に並んでいることもなく、あっさり入場できた。
 高い場所は苦手なので、少し怖かったのだが、見通しのいいところである。


わかりにくかったチケット売り場 


真ん中の支柱 


表示されている禁止事項


3.4.2 サンズ・スカイパーク

 ガーデン・バイ・ザ・ベイへの最寄り駅は、マリーナ・ベイサンズの最寄り駅でもある。昼食までは少し時間があるので、マリーナ・ベイサンズの展望台であるスカイパークへも寄ってみることにした。高いところは苦手なのだが、妻が高いとことろが好きなので仕方ない。ここも、特に混雑していなかったので、すぐに入ることができた。入るところで写真を撮られる。昨日、ナイトサファリで写真を買えなかったので、適切な値段であれば買おうかと思っていたのだが、50ドルという超高額だったので、やめにする。
 展望台まで行ったところに、写真のフレームが売っていたので、それをお土産に買うことにした。高いところにあるので、展望ということでは、楽しめる場所である。


マリーナベイ方面


宿泊したリッツカールトンホテル(右中央)

3.4.3 かき氷を食べに行く

 昼食は、かき氷。こんなもので、腹の足しになるかは不明だが、一度食べてみたかった。味香園甜品というところなのだが、チャイナタウンにも複数の店舗があり、かつ開業時間がガイドブックによって違う。リンクを貼ったページは、センタービルの中の店舗で、11:00紙業とあったが、実際には11:30始業であった。ちょっと、このあたり、混乱していて困る。時間をつぶすために、センタービルのコンビニなどによった。
 かき氷は、満足のいく大きさで、満足した。とりあえず、このかき氷だけで、それなりにお腹がふくれた。


強大なかき氷

3.4.4 メガジップ・アドベンチャー・パーク-セントーサ島

 次は、本日のメインのメガジップである。セントーサ島の山の上からロープに吊り下げられて降りていくという体験だ。私は、高いところは嫌いなのだが、妻が高いところ好きなので、つきあうことにした。
 場所はセントーサ島なのだが、行き方が結構面倒なのである。人気の場所なので、電車などの交通機関も混むらしい。タクシーを使って行くことにした。ただ、昨日の経験で、タクシーの運転手も結構いい加減であることが分かっているので、目的の場所を英語で書いて、それを読んでOKを出す若いタクシーの運転手を探して行ってもらった。セントーサ島のシロソ・ビーチまでタクシーで行ったのである。帰路の電車は満員だったので、たぶん、往路タクシーを使ったのは正解だったと思うが、実際には、少し迷ってしまった。
 本当は、トラム駅までタクシーで行ってほしかったのだが、ケーブルカー駅までしか行ってくれなかった。トラム駅とケーブルカー駅の違いがわからなかたのか、トラム駅の道はタクシーの乗り入れが禁止なのか(後者でなかったかと推測しているが)、いづれにせよ、同じシロソ・ビーチという名前の駅なのだが、ケーブルカー駅からトラム駅は少し歩く必要がある。タクシーで駅に着いた時に、方向が理解できず、トラム駅へ行くのに少し迷ってしまった。
 迷ったものの、トラム駅近くにある、メガジップの受付に到着。申し込みをしてから、荷物はロッカーに入れる。ロープで吊り下げてもらうための装備を装着してもらってから、山の上まで、バギーに乗せて行ってくれる。事前の調査では、このバギーが楽しかったということであるが、事前調査の通り、なかなかスリルがあって楽しかった。落とすと困るものは持って行くな、という指示だったので、ロッカーにカメラも携帯も入れたので、写真を撮ることができなかった。同じバギーで乗っていった若者たちは、そんな話は無視して携帯を持って行っていたので、写真を撮っていた。まあ、こちらは若者ではないので仕方ない。


シロソビーチ付近の地図
真ん中上の、島に橋がかかっている場所の近くにメガジップの受付がある


 山の上まで行って、砦のような形の建物へ上らされ、そこからロープで滑降することになる。下にシロソ・ビーチを望む眺めのいい場所である。ところが、滑降の途中に、装備が回転し、山の方を向こうとするのである。こちらは、いい景色を見ながら滑空したかったので、何とか前を向こうとするのだが無駄であった。そのまま、無事到着といけばよかったが、実際には、途中で止まってしまった。途中で、前を向こうといらない努力をしたせいかもしれない。到着点から、ロープを伝わって、係の人が救出に来てくれた。短い時間だが、楽しかった。
 到着すると、滑降している時の写真が見られるようになっている。さすがにデジカメである。写真を購入すると、デジタルデータもサイトからダウンロードできるということなので、買うことにする。




パンフレット

 ロッカーから荷物を出して、トラムに乗って帰ろうと思ったが、このトラムが、10人程度しか乗れないような乗り物で、満席で、乗れそうもないのである。しかも、雨まで降りだした。往路はタクシーを使ったのだが、基本的にはタクシーで来るところではないので、帰りのタクシーをピックアップもできない。ケーブルカー駅の近くにバス停があるので、そのバスでビーチステーションまで行き、そこから電車でセントーサ島駅まで行く。かなり本格的な雨が降ってきた。バスはがらがらだったのだが、電車は大混雑。市内の地下鉄と連絡しているセントーサ島駅は、大混雑であった。こんなにも大勢の人がおしかけるので、往路タクシーにしたのは正解であったと思う。

3.4.5 遅い昼食にバクテーを食べに行く

 昼食にかき氷しか食べていないので、少しお腹がすいて来たので、遅い昼食にバクテーを食べに行く。松發肉骨茶へ行く。中途半端な時間帯なので空いていた。頼んだのは、バクテーを1つだけ。これを夫婦でシェアして食べる。事前にシンガポールへ行ったことのある息子から、シンガポールで一番おいしかったのがバクテーだったと聞いていたので期待していったのだが、それほどではなかった。とはいえ、座ることができ、小腹も満ちたので、再び動けるようになった。雨も小やみになってきた。

3.4.6 チャイナタウンのヒンズー寺院で火渡りの儀式

 まだ小雨が降っているが、チャイナタウンへ行く。チャイナタウンなのにインド人系の人たちが多く歩いている。スリ・マリアマン寺院というヒンズー教寺院があって、火渡りの儀式が行われているのである。この儀式は有名なようで、昨日、インド人街の店で店主から教えられて知っていた。セントーサ島へ行く時に乗ったタクシーの運転手も、運転席にヒンズー教の神様を飾っている熱心な信者らしく、その話をしてくれた。ヒンズー教の男の人は、一生に1回はやる儀式だそうだ。町の中でも、裸足で歩いている男の人を多くみかけた。
 せっかくなので、寺院へ行ってみる。狭い道路に、人があふれかえっていた。屋外にもかかわらず、酸欠になりそうな感じだ。残念ながら、寺院の外からは、どんな儀式なのか見ることはできなかった。まあ、神聖な儀式なので、我々部外者がズカズカと入るべきものでもないだろう。


火渡りの儀式の説明


寺院の正面

3.4.7 マーライオンを見に行く

 いろいろと優先的に行く場所が多かったので、マーライオンは見に行っていなかった、夜のマーライオンもきれいだろうと、見に行く。この頃には、ちょうど雨もあがっていた。
 夕食は、20分くらい歩いてラウ・パ・サ・フェスティバル・マーケット へ。いわゆるホーカーズである。オフィスビル群の中にあるので、歩いている間は少し不安になる。途中で、ワインフェスティバルのようなものをやっている場所などを通り抜け、夜道で不安になりながらも、何とか無事たどり着く。
 ここで、昨日食べておいしかったホッケンミーと、ローカルフードでトライしていないラクサを食べる。


マーライオン


ホーカーズへの道の途中で出会った会場


ホッケンミーとラクサ


夜のホーカーズ

3.4.8 ガーデン・バイ・ザ・ベイのショー

 お腹もふくれて、さあホテルに帰ろうかと思っていると、今から急ぐと妻がガーデン・バイ・ザ・ベイのショーに間に合うと言い出す。かなりの距離を歩いて疲れていたのだが、がんばってガーデン・バイ・ザ・ベイまで急ぐ。何とかショーの開始時間には間に合った。みんな、地面に寝転んで見ている。真似をして、地面に寝転んでみる。なかなかきれいである。




全体が光る

3.4.9 最後の最後に地下鉄とバスのトラブル

 ショーを満喫して、地下鉄で帰ろうとしたら、妻のEZ-Linkがトラブルである。top-upが必要という表示が出るのである。top-up???全く知らない単語であったが、どうやらチャージするという意味らしい。シンガポールの電子切符は、改札に入る前に、ある程度の金額をチャージしていないと入れない仕組みである。自販機でチャージしようとすると最低金額は10ドルらしい。これが最後の移動なのにチャージするなんてもったいないので、タクシーで帰ることにした。その方が安いし楽だろうからだ。
 ところが、だ。タクシーの運転手が、リッツカールトンホテルの場所を知らないのである。ホテルカードを持っていたので、それを見せて行ってもらった。いくらなんでも、リッツカールトンホテル程度の有名なホテルを知らないとは・・・。
 今回、タクシーが安かったので多用したが、運転手の質はまちまちであった。いくら運賃が安くても、的確に行ってくれないと、余計な時間がかかる。基本は、電車と徒歩であることを、最後の最後に実感した。