さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
ホテルで荷物をピックアップして、タクシーでフィレンツェ駅へ。フィレンツェ駅に到着してから、列車の運行掲示板を見ると、工事の関係で列車が遅延しているという表示がある。念のために発車の1時間以上も前に駅に着いているのに遅延である。列車で遅延している関係か、駅にある数少ないイスの空きもない。どこか、休憩しようということで、フィレンツェ駅前にあったマクドナルドで休憩することにする。
フィレンツェ駅前のマクドナルドは、びっくりするほど大きく、かつおしゃれな店舗であった。こんなに広いマクドナルドは、日本では見たことがない。ここでドリンクとポテトを注文する。味は、日本のマクドナルドと変わらない。
トイレは地階に行く必要があるが、地階は1階とは異なる雰囲気にしている。なかなか凝った店舗である。しばし休憩してから再度、フィレンツェ駅へ。水を買い込んで、列車に乗り込んだ。
予約していた列車はフィレンツェ発18:38発であった。遅延する思っていたが、定刻通り出発した。予約していた列車が、特急だったせいかもしれない。往路の列車よりも乗り心地のいい列車であった。新幹線でも普通車にしか乗れないしがないサラリーマンの私には、2等車であったが、新幹線の普通席よりも快適であった。定刻より10分遅れの20:20にローマ駅に到着した。
ローマ駅に到着後、タクシーでホテルへ。どうやら新米だったため、出発前に他のドライバーに道を聞いていた。しかも、ホテル近くに来ても、全く気づいておらず、こちらから教えてやる必要があった。
なので、こちらもどこがホテルかがわかっていたのでよかったが、そうでなければ少し迷うところであった。ローマのタクシーの運転手は、どの運転手もよく道を知っていて、頼りになるドライバーが多かったのだが、このドライバーだけは×であった。
ホテルでチェックインして、預けていた荷物を受け取る。前半とは違う部屋である。前半は、1室は角部屋でかなり広い部屋であったが、今回の部屋はどちらも狭かった。しかも、道路側で、道路からの騒音もする。前半も後半も同じ宿泊料金なので少し不公平な気もするが、クレームをつけるのも面倒だし、どうせ寝るだけなので、そのままその部屋に宿泊することにする。広い部屋を確保したけらば、早い時間にチェックインする必要があるのかもしれない。
ホテルにチェックインして、荷物を少し整理すると21:00頃になったので、ホテルの近くのアイリッシュレストランで食事をすることにする。歩1分の場所にあるFlann O'Brienというレストランである。夜で少しすずしくなっていたので、外で食べたかったのだが、外側は満員で、レストランの中に通される。特別な場所がある、と案内のおばさんに通されたところが最悪だった。
サッカーファンが、サッカーのTV中継を観るための場所だったのだ。大きく2つのエリアに分かれていて、応援のチームではっきりと場所を分けている、その真ん中の席に通されたのである。席に案内された時にそのシチュエーションに気づけば、この席はいやだと言えたのだが、席についた時には、さすがにアイリッシュレストランで英語が通じるんだ、とかまぬけなことを思っていて、状況を理解できていなかった。
料理を注文して、料理が来るのを待っていうちに、その状況が理解できたきた。自分の応援しているチームが得点した時は、大男が吠えるのである。自分の応援しているチームとは敵のチームが得点しても大男が吠えるのである。シュートが失敗しても大男が吠えるのである。つまり、何かあうrたびに大男が吠えるのである、動物園のようなところだった。まともなレストランとは言えない。食事はおいしかったが、中継している試合がこじれて、万が一乱闘になって巻き込まれたらいやなので、そうそうに食べ終えて、出て行った
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