さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
ホテルの朝食は、バイキングである。ここも、サラダとヨーグルトがあった。
ゆっくり朝食を食べた後で、午前中は、サンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿のツアーである。このツアーは、日本語ツアーだ。
待ち合わせ場所に行くと、参加者は、我々夫婦ともう1組の家族だけであった。ガイドはイタリア人女性である。今回の旅行で、何回か、日本語の現地ツアーを申し込んだが、日本人以外のガイドは、今回が初めてである。参加者は、我々夫婦だけか、もう1組いるかだ。英語ツアーの方は、イタリア人がガイドで、人数も10名程度が多い。これで商売になるのだろうか、と他人ごとながら心配になる。イタリアの有名な観光地でもこうなのだから、今後、日本語ツアーhが減少していくのかもしれない。
待ち合わせ場所からサンマルコ寺院へ行く途中に、有名なカフェがある。料金は、一見安そうなのだが、実は、下の方に、音楽演奏代などのチャージがあって、かなり高額になるというからくりを教えてくれた。なるほど、そうだったんだ。
入り口は、かなり混雑しているが、ガイドツアーなので優先入場になる。残念ながら、写真撮影は禁止である。ドゥカーレ宮殿は、共和国時代の財力がわかるような豪華さだ。豪華なところだけでなく、牢獄跡なども見ることができた。
カフェ入り口に表示されているメニューの下の部分
朝から人が多い
中庭からの寺院
入り口の天井の装飾が素晴らしい
総督が謁見する場所
天井の絵
民衆の意見を聞く目安箱
裁判する場所(有罪者はすぐに牢獄に直行)
牢獄に向かう途中で見えるため息橋
牢獄跡
サンマルコ寺院の外側の壁画
午後からは、ムラーノ島/ブラーノ島のツアーで、昼食にかける時間はあまりない。散策していた時に、おしそうだったバンを買って、ホテルで食べた。
ツアーは、残念ながら、再び英語ツアー。参加者は、10名ほど。
ツアー専用のボートで、まずはムラーノ島へ。教会を案内される。今までの観光地で見てきた大聖堂に比べると、村の教会ということで、素朴な作りである。この周辺は、我々観光客だけで、他は誰もいない。静かな場所である。
ベネチア・グラスの工房を見学。実際に、作っている様子を見せてくれる。作業車から離れていても、熱さが伝わってくる。工房の後は、当然のことながら、展示販売である。かなり広い場所で、見て回るだけでも時間がかかる。さすがに、高価なものが多いが、それなりに売れているようだった。
ムラーノ島の後は、ブラーノ島へ。ここは、案内なしで、自由に見学である。レース編みが名物のようで、いろいろなところでかざっている。ムラーノ島に比べて、観光客も多い。カフェで休憩し、島を散策。町の建物はカラフルで、見て回るだけで楽しい。レース編みではなく、絵はがきを買う。
これで、ツアーは終了。ボートで帰っていく時に、ワインが振る舞われるという、ちょっと変わった経験をした。
集合場所の教会前(待ち合わせ場所には適さない)
ツアー専用のボート
教会
ほとんど人通りがない
島にあったオブジェ
これは面白い
工房でのグラス作り実演
ブラーノ島は色彩があふれている
影がある場所で休憩
冷たいものを注文
町を散策
ツアーが終わり、一旦、ホテルに戻る。日曜・月曜はレストランが休みのところが多いという昨日の事情は、今日は月曜なので変わらず。ホテル近くの店は休業なので、少し離れたところへ食べにでかける。
Osteria Al Diavoloというレストランへ行くことにする。ガイドブックに載っている店なので、日本語メニューもある。予約せずに行ってるので、例によって、すみっこの方の席になるが、まあ食べられればいい。スパゲティがおいしかった。
ホテルに帰る途中で、上着をどこかに忘れてきたのに気づく。もう一度、レストランに戻るのだが、なかった。ちょっと不注意であった。ちょっと疲れてホテルに帰着した。
店の看板
日本語メニュー
料理
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