さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
宿泊ホテルは、シェラトン・グランデ台北ホテルである。空港からの送迎車で、午前中にホテルへ到着した。本来は、ホテルへのチェックイン時間は15:00なのだが、送迎してくれた人の顔がきくようで、部屋を用意してくれた。おかげで、部屋に午前中にチェックインできた。
昼食から台湾を満喫できる、ということで、まずは永康街を目指すことにした。
ホテルは、地下鉄の近くである。というか、地下鉄の近くのホテルを選んだので、移動の基本は地下鉄である。目的地の永康街は、地下鉄の東門駅下車すぐなので、まずは、台湾の地下鉄にトライである。
予定では予定では、1日乗車券を購入しようかと思っていたのだが、ホテルにチェックインできたおかげで、夜までいったんホテルに戻ることなく遊べそうということで、そんなに地下鉄を利用することもなさそうなので、1日乗車券ではなく、都度、乗車券を購入することにする。
ホテルは地下鉄の近くである。東門駅まの行き方は事前に調査済みなので、意外に簡単に行くことができた。有名な場所なので、歩行者天国になっていると思っていたのだが、そうではない。アーケードになっているわけでもなく、単なる普通の狭い道路に飲食店が並んだ場所である。
台湾旅行の記念すべき第1食目は、天津葱抓餅である。ねぎ餅で有名なところである。誠記越南麺食館というベトナム料理店の一角にある。
部材が何種類かあるのだが、看板に書いてある右下の50元が、全具材入りである。言葉は通しなくても、漢字なのでなんとなく意味がわかる。看板を指さして、オーダーすれば完了である。紙に入れてくれる。みちろん、すわってたべるところなどないから、そのまま歩きながら食べるということになる。行儀は悪いが。
店先 ねぎ餅をつつんでいた紙
中華料理といえば餃子である。ただ、日本の餃子は焼き餃子が基本だが、本場では水餃子が基本ということである。台湾で、焼き餃子で有名な店ということで、次に向かったのが東門餃子館である。店は結構混雑している。それも、おそらくは地元の人である。鍋を囲んで、10人くらいの人数で食べている人たちも多い。
奥の方の2人用のテーブル席に通されて、豚肉の焼き餃子と、えびの蒸餃子を食べた。餃子の皮が分厚くて、それだけで満腹になってしまった。焼き餃子は日本の王将の方がおいしいかな・・・。
入口
入ったところの壁にあるメニュー:なんとなくわかるようなわからないような・・・
豚肉の焼き餃子
伝票
餃子でお腹がふくれたので、次はデザートである。台湾名物のマンゴーかき氷を食べることにする。
有名なスムージーへ出かける。永康街には、スムージーの本店と2号店の2店舗がある。どちらも、大混雑である。2号店の方が新しくてきれいだが、どうも2号店の方が混んでいるようなので、本店の方へ行くことにした。
まずは、席の確保である。隅の方に2席あったので、そこを妻に確保してもらい注文しにいく。注文窓口で注文するのだが、店舗の上の方に、写真と看板があるので、その番号を言えばいいので簡単だ。お金を払って、番号札をもらう。
かき氷ができたら、それを出してくれる窓口の上に、番号表示があって、注文の時にもらった番号札の番号が出てくるまで待てばいいだけである。
言葉がわからなくても、まごまごすることのない、いいシステムである。看板にあった9番のかき氷を1人前だけ注文した。とても1人で食べられそうもなかったからである。スプーンは、プラスチック製のスプーンが、店舗に置いてあるので、1人前を2人で食べても何ら問題ない。近くに、日本人ツアーと思われる人たちが、1人で1人前を頼んでいて、少しもてあましぎみのように見えた。
旅行した10月中旬は、マンゴーのおいしい季節からは外れていたのだが、それでも十分においしかった。量的には、2人で1人前で十分だ。
メニューが番号と写真で大きく表示されているので簡単に注文できる
番号が表示されたら受けとりに行く
マンゴーたっぷり
マンゴーかき氷を食べたあとにもかかわらず、50嵐という変な名前と人だかりが気になって、店舗をのぞいてみると、タピオカミルクティーのチェーン店のようだった。そこのマネージャーらしき女性が英語を話せたので、何とか注文できた。九分とか七分とか書いてあるが、これが砂糖の量である。ここでは、七分を注文したが、かなり甘かった。
いくつかの店舗を回って、十分におなかもふくれたので、そろそろ観光へでかけることにする。台湾の観光名所といえば、台北101であろう。できた当時は、世界1の高さのビルということで、展望もすばらしいだろうから、行ってみることにした。地下鉄の世賀駅から直結しているので、地下鉄で移動。
下から見上げるとかなりの高さである。この写真を撮ろうと、座り込んだところで、カメラを落としてしまったが、壊れずにすんでよかった。
カメラを壊しそうになってまで下から見上げて撮ったビルの全景
101にはブランドショップが入っていたり、食事をする場所があったりするが、全部パスである。一番最上階の展望台を目指す。台北101ができてから、約10年になるので、そんなに混雑していないだろうとたかをくくっていったら、1時間半待ちであった。とはいえ、時間指定のチケットを買えたので、そのまま列に並んで待っているのではなく、他のところをぶらぶらしてから、再度行けばよかった。
とは言っても、実際にはそんなに行くところがあるわけでもない。少し手持無沙汰になりながらも、時間を待って、展望台に上った。展望台までの高速エレベータはギネス世界記録の高速エレベータである。東芝製で、確かTV番組でも、500円玉を立てたまま、一番上まで上っても、500円玉が倒れないという内容を見た覚えがある。
エレベータで上って行ったもう1回上へ階段で上ると、屋外展望台がある。とは言っても、安全のため高い塀でおおわれているので、あまり見晴らしはよくない。
展望台から下りる方も、並ばなくてはいけない。しかも、サンゴなどのお土産を売っている広い土産物屋の中を通らないと、下りエレベータにたどり着かない、という経路になっている。料金を払って展望台に上っているにもかかわらず、土産屋に寄らせるとは、さすがに商魂たくましい。
エレベータがギネス賞だという看板 エレベータは東芝製
展望台から見える景色 101の模型
屋外展望台への表示 上ると塀に囲まれている
101の近くに、誠品書店という店があって、本だけでなくいろい売っているという。101から近いので、ついでに寄ってみる。妻が、KPOPのCDを探してみたいというので、CDを売っているコーナーへ行く。なんとレコードも売られている広い売り場であった。
一旦タクシでホテルへ戻って、夕食に出かける。せっかく台湾に来たのだから夜市へ行く、いろんな夜市があるが、一番有名な、士林夜市へでかけることにする。
地下鉄淡水線剣潭駅まで行くと、大勢の人たちが降りる。降りたとたん、夜市の明かりが見える。道路を渡って、夜市のところまでいくと、いきなり屋台もあり、夜市の雰囲気満点である。
B級グルメの店が集まっているという士林市場を目指して歩く。途中で、うずら卵の串を売っていたので1本買って、食べながら歩いた。士林市場は、大きな看板があったので、すぐに見つかった。目当ては、B級グルメの集まっている地下1Fである。
まずは、TV番組で見たことのある牡蠣の卵焼き。これを、夫婦だからといって、2枚頼むという失敗をしてしまった。今回の旅行では、たくさんの種類を食べようと思っていたので、1枚だけ頼んで、2人でシェアするのが正解なのである。B級グルメの店は、そんなことで嫌がったりしない。というか、地元の人の食べ方を見ていると
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