さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
早朝の集合時間なので、羽田空港近辺の駐車場を利用するという選択肢は考えにくい。直接、羽田空港の駐車場に駐車する必要がある。羽田空港には、国内線にP1からP4まで4つの駐車場と、国際線の駐車場がある。
最初考えたのは、国際線の駐車場の予約である。国際線の駐車場のスペースは、3000台もある。なのに、予約できるのは、たったの75台分なのである。さすがに、この台数では、予約枠が満杯で予約できない。
3000台もスペースがあれば、おそらくは大丈夫であるが、万が一、駐車場の空きがなければ、大変である。そこで次の案として考えたのが、国内線の駐車場を予約して、そこに駐車して、国内線の乗り場へ移動する案である。国内線の駐車場の予約枠は、比較的多く、予約可能である。ただ、国内線から国際線までは、スーツケースを持っての徒歩での移動は難しい。連絡バスも、モノレールも、電車も、そんな早朝には、まだ動いていない。つまり、タクシーが唯一の手段である。それにしても、直接、国際空港の駐車場に駐車するのに比べると、大変な手間になる。
ネットを調べてみると、駐車場は空いている、という話と、長蛇の列になる、という話の2つが混在している。ゴールデンウィークや正月などは、満車になるに違いない。しかし、今回の両行は平日である。しかも、朝早い。いくら24時間空港だからといって、平日の5:00前に満車になるなどということは考えにくい。
そこで、出発の1か月前くらいの2週間の間、少し、駐車場の空き状態を調べてみた。羽田空港の駐車場の混雑度を知ることのできるサイトで、調べた結果、国内線が満車になることがあっても、国際線が満車になることはないことがわかった。
この調査の結果、羽田空港の国際線の駐車場へ、予約なしで、直接行くことに決定した。とはいえ、万が一、満車だった場合は、国内線の駐車場に駐車して、タクシーで国際線へ移動する時間の余裕をもって、出発するという案にした。時間の余裕を持った出発という計画が、当日、本当に幸いした。出発当日、道に迷ったのだが、早い目に出発していたおかげで、集合時間には間に合ったのである。
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