さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
朝7:20のフライトである。ツアーの集合時間は２時間前だ。要は、5:20集合である。5:20に羽田国際線ターミナルへ、公共交通機関で行く方法はない。２泊３日なので、羽田空港の駐車場に車を駐車するということで、自家用車で羽田空港まで行くことにした。いくら早朝で渋滞しないとはいえ自宅は千葉なので、4:00前には自宅を出発する必要がある。ということは、朝食は空港で食べるといっても、3:30に起床である。3:30は、朝というよりは夜中である。少し後悔したが、後悔先に立たずである。申し込んだ以上は行くしかない。
旅行の前日というのは、何歳になっても少し興奮する。すぐには寝付けなかったので、寝たと思ったらすぐに目覚ましで起きなければならなかった。
羽田空港の国内線へは、自家用車で行ったことがある。国際線は、今のきれいなビルになる前は行ったことがあるが、きれいなビルになってからは初めてである。
国内線と国際線のターミナルは離れているので、間違って国内線の方へ行かないようにしようと思っていたら、見事に道を間違ってしまった。途中まで国内線と同じ方向へ行かなければならなかったのに、早い段階で違う道へ入ってしまったのである。古い車でカーナビがないので、一度間違うと訳が分からなくなる。途中で、家内が人に道を聞いてきたので、無事、たどりつくことができた。早朝にもかかわらず、間抜けな夫婦に救いの手を差し伸べてくれた方に感謝します。
時間に遅れたらどうしよう、と思っていたが、何とか、5:00前に国際線の駐車場にたどり着くことができた。意外に、駐車場は車が駐車されているし、ターミナルにも人がいる。さすがに24時間空港である。
ツアーのPASEOの集合場所でチケットを受け取り、チェックイン。
早朝出発だったので、空港で朝食をとるつもりだったが、朝早かったので食事をする場所も見つからず、そのまま我慢して、搭乗時間を待つことにした。
飛行機の配列は、2-4-2であった。往路も復路も、２列のところに夫婦で席を用意してもらえていた。席は、ほぼ満席である。成田空港からの飛行機は台湾桃園国際空港だが、羽田空港発なので松山空港に到着する。松山空港は、小さな空港だが、台北の中心へは近い。
松山空港へは定時に到着。スーツケースをピックアップして、円を台湾ドルに両替。到着口を出ると、迎えの人が待っていた。どうやら、松山空港着のツアーは、我々夫婦だけだったようで、空港からホテルへ直行であった。早朝に起きて、苦労して羽田空港まで行ったかいがあって、午前中にホテルにチェックインできた。、
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