さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
朝8:00にホテルを出発。バンテアイ・スレイへ。ここは、ヒンズー教寺院で、東洋のモナリザといわれる像が有名。昨日観光したアンコール・ワットやアンコール・トムよりも、きれいにレリーフが残っている。
思ったより混雑
レリーフがきれいに残っている
猿の像
東洋のモナリザ
車で少し移動して クバール・スピアンに到着。ここは、水中遺跡である。水中遺跡といっても海岸にあるのではなく、山の中である。ちょっとしたハイキングをしなければいけない。バンテアイ・スレイと違って、ここは観光客はほとんどいない。高校生の団体と思われる若者達のグループがいただけである。
こんな岩場もある
1時間弱歩いて、到着。山の上の、川の中に遺跡があるのである。この川が下流に流れていくそうだ。男性器を象徴したリンガは、水を清めるものだそうだ。この印は、寺院の神体にもなっていて、ヒンズー教寺院で何度も目にする。
行った時は乾期だったので、川の水も少なく、リンガの印が外に見えていたところもあった。
川の中に遺跡
丸い印がリンガ
川の水の中にあるところも
この遺跡のちょっと下流側に、王が沐浴をした場所がある。このリンガで清められた水で沐浴をするのだ。
王が沐浴した場所
往復でかなり歩いた。ハイキングなどは、子供が小さかった時の旅行以来なので、たぶん10数年ぶりである。久しぶりで、ちょっと楽しかった。
ツアーの日程表では、昼食は弁当になっていたのだが、諸事情でレストランに変更になったらしい。レストランといっても、屋台に毛のはえたような場所だが、クバール・スピアンの入り口のすぐ近くという山の中にあるのだから仕方ない。意外においしかった。お茶は、東南アジア特有の、甘いお茶であった。
すぐ隣が土産物店で、レストランとの間に壁もないので、土産物店の店員が、直接ものをもって売り込みに来る。そんな場所だった。
レストラン外形
ヌードル
しょうがで味付けした豚肉炒め
昼からは、カンコール周辺遺跡群へ。周辺遺跡群というだけあって、観光客は激減する。大部分は1日チケットで観光しているようなので、基本はアンコール・ワットとアンコール・トムの観光だけなのだろう。
プリア・カンは、ジャヤヴァルマン7世が父親のために建てた仏教寺院である。ここまで修復できず、くずれたままになっている岩がゴロゴロしている。中の像とかは残っていて、周辺遺跡といいながら実際には、見応えがある。
遺跡
修復しきれていないくずれた岩
立派なご神体
ここもジャヤヴァルマン7世が建てた寺院だが少し変わっている。誰でもが治療できる病院を兼ねていたらしい。池を中心にした遺跡だ。遺跡の中には祠もあり、ここで治療の祈願をしてもらったらしい。祈願も治療の一環である。周辺にはえている草木は、薬草ということである。
池の中の遺跡
祈願場所
周辺の草木は薬草だそうだ
ここは、ジャヤヴァルマン5世が建てたヒンズー寺院。岩を積み上げた様式の寺院としては、初期のものだ。建築途中に雷が落ちて、縁起が悪いということで、未完成のままになってしまった。
遺跡全貌
遺跡への移動は自動車だが、遺跡の中は歩くしかない。ハイキングを含め、かなり歩いている。このツアーは、足マッサージがある。ちょっと、個人旅行ではいけないような場所にマッサージ屋があって、足マッサージをしてもらった。チップを1人1ドル渡す。かなりすっきりした。
その後で、アンコール・クッキーの店へ。アンコール・ワットには、お土産にいいものがなかったので、日本人がアンコール・クッキーをお土産として作ったという話を聞いたことがある。どうやら、そのお店らしい。かなりきれいな店で、併設しているカフェもよさそうな所だ。お土産にいくつかクッキーを買った。
足マッサージ
アンコール・クッキーの店
夕食は、ちょっとしゃれた場所でバーベキューである。バーベキューというから、肉を焼いてくれるのかと思ったら、鍋料理であった。いろんな種類の肉を焼いて、鍋のダシで食べるのだ。なんとなく、ジンギスカン料理に似ている。ワニの肉などもあって、面白い。何の肉かは、イラスト入りの小さな印があって、それでわかるのだ。
ちょっとしゃれたレストラン
これは前菜
これがバーベキュー(手前が牛、向こう側がワニ)
夕食の後は、繁華街であるパブ・ストリートへ。アンジェリーナ・ジョリーが映画「トゥームレイダー」の撮影時に通っていたということで有名なRed
Pianoで、その名も「トゥームレイダー」というカクテルを飲む。今日の観光はこれで終了。
パブ・ストリート
Red Piano
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