さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
家内が、旅行の途中からカゼをひいてしまっていたのだが、ここにきて、咳がひどい。朝食会場にも行けそうもないので、フロントに頼んで、私が朝食会場からいくつか部屋へ持って行くことにする。
旅行保険をかけていたので、電話して、医者の予約をしてもらうことにする。ミュンヘンには幸い、日本人医師がいるようなのだ。少しやりとりしてわかったのは、その日本人医師が夏期休暇中だということ、ドイツでは金曜日は医者が休業のところが多いこと、そのため急患用の病院へ行くことになるが大混雑でいつ見てもらえるかわからないこと、であった。今日の午後、日本へ帰る必要があるので、この状況では、病院に行けそうもない。何とか咳止めでごまかすしかない。
午前中に行こうと予定していた観光を中止する。ホテルのレイトチェックアウトができないかをフロントに聞きに行くが、予約が入っていてだめだという。しかたない。
昼前まで、ホテルでじっと休養し、チェックアウトする。
咳止め
午前中、休養していたおかげか、咳もましになってきたので、スーツケースをホテルに預けて、昼食へ。
昼食は、ラーツケラーへ行く。ここは、30年前にも、夕食へ行ったことがあるのだが、店内の記憶は全くない。まあ、30年もすれば、全て変わるのは当たり前である。フライトのまずい食事を除けば、ここでの食事が、旅行の最後の食事だ。ソーセージは、やっぱりおいしい。
おいしかった食事
どこにも観光に行けなかったので、ホップ・オン・ホップ・オフ・バスに乗ることにする。これなら、座って観光できるからだ。ローマのホップ・オン・ホップ・オフ・バスと比べると、見る場所の迫力に欠けるのと、説明がどこの説明かわかりにくく、お金を出して乗るようなものかどうかは少し疑問だ。
とはいえ、家内は、昨夜、咳で睡眠不足だったのを、このホップ・オン・ホップ・オフ・バスの車内で寝て、睡眠不足を解消していた。
ホップ・オン・ホップ・オフ・バスを終わり、ホテルにスーツケースを取りに行って、短いミュンヘン観光は終了。
3.18 ミュンヘン観光1日目(木曜日) | 目次へ | 3.20 ミュンヘンから羽田へ |