さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
現地出発のバスツアーに申し込んでいた。
何と、7:15〜23:15というコースだ。ツアー集合場所は、ホテルからも歩いて行ける。昨夜、購入した朝食を5:30頃に食べて、出かける。かなりの人数が、ツアーの場所にいた。
オンフルールは、モンサンミッシェルへ行く途中にある小さな港町である。30分ほど散策しただけなのだが、かなりきれいなところであった。光の具合で港に映り込む建物がきれいである。
オンフルールを11:00前に出発し、バスは順調にモンサンミッシェルに到着。昼食である。
我々が参加したツアーは、モンサンミッシェルで3つに分かれる。ガイド・昼食付き、昼食付き、ガイドも昼食もなし、である。我々は、ガイド・昼食付きを選択していた。現地で昼食といっても、予約をしていなければ、結構待つだろうし、限られた時間なので、ガイドが案内してくれる方が良さそうだからだ。
ガイドは日本人で、日本人でありながらモンサンミッシェルをガイドする資格もあるらしく、往路のバスの中で、かなり詳しく説明してくれた。この後の説明も満足のいくものであった。
問題は昼食である。ツアーなので事前に予約されていたはずで、席にはすぐ座れたのだが、料理がなかなか出てこない。13:00すぎにレストランに入って、モンサンミッシェル名物のオムレツが出てきたのが13:20頃、魚料理が出てきたのが13:50頃である。なんと、レストランで1時間以上も使ってしまったのである。これで料理がまずかったら、怒り心頭なのだが、料理の味はおいしかった。
昼食で予想外の時間を食ってしまったが、いよいよモンサンミッシェル観光である。ガイド付きなので、ガイドについていくだけだ。途中、路地からショートカットしたりして進む。
一時、モンサンミッシェルになんか来るのは日本人だけだ、というようなことを言われていたが、実際に行ってみると、確かに日本人は多いが、それ以外の国の観光客も多く、大混雑であった。
この観光で、ロマネスク様式とゴシック様式の違いを習得した。実際の建物の中で、異なる様式が混在していて、その実物を元に説明されると、もの覚えが悪い中高年でも覚えることができる。修道僧の厳しい生活とか、モンサンミッシェル設立のエピソードとか、飽きさせない説明で、楽しく観光することができた。
モンサンミッシェルの中で、一旦解散。お土産屋さんへ寄り、トイレを済ませて、集合場所へ。1組は、ここで宿泊するらしい。また、宿泊していた人が帰路につくため、1組が合流。
17:00にバスが出発。このツアーは、夕食は出ないが、夜遅くの到着になるので、パンとフルーツが出る。
帰路、シャルトル大聖堂へ立ち寄る。本来は、中を見学できる時間帯ではなく、トイレ休憩がてらに外観を見学するという予定であった。が、中で何かやっていたようで、ガイドが交渉して中に入らせてくれた。個人ではなかなかできないことである。
入れると思っていなかったところに入れるというのは、うれしいものである。最後に気持ちよく、バスツアーを終えることができた。
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