3.10.1 ホテル近くで朝食

　ホテルは、朝食なしで予約したので、朝食を食べに出かける。ホテルのすぐ近くにおいしそうなところがたくさんある。Aux Gaufres de Bruxellesという店で、イングリッシュブレックファーストのセットを注文した。後で、ガイドブックを見て知ったのだが、ここはワッフルで有名な店だったようだ。だが、イングリッシュブレックファーストもおいしかった。
　ロンドンのホテルの朝食でも思ったのだが、卵がおいしいのだ。翌日、ここでワッフルも食べたのだが、ここのベーコン入り目玉焼きもおいしい。

店内の様子


イングリッシュブレックファースト

3.10.2 ブルージュ

　ブリュッセルからブルージュへは列車で1時間強である。アントワープと異なり、そんなに本数は多くない。
　ブルージュ駅で降りると、レンタサイクルの表示があったので、自転車でも借りようかと行ってみる。ところが、誰もおらず、自転車を借りることができなかった。ただ、結果的には、ブルージュは町を散策するのが楽しいところだったので、自転車を借りなくても楽しめた。
　駅から10分ほど歩けば、運河沿いに風情のある建物が続く町並みである。白鳥もいる。観光客は結構いるのだが、日本人には、ほとんど会わない。

　のんびり歩いてから、運河のボート・クルーズへ行く。運河のあちらこちらに乗り場があるので、好きなところで乗ればいい。当然、日本語ガイドはないが、ボートの船長がゆっくりした英語で話してくれたので、ある程度わかった。
　クルーズは、30ほどである。運河から見る景色は、きれい。途中で、かなり低い橋の下を通ったり、で飽きさせない。クルーズを終える時には、チップをあげよう、と思えるくらい楽しいクルーズだった。
　

運河クルーズの看板


クルーズ乗り場から







ボートの波　


こんな橋の下も通る


降りる時にはチップを

　クルーズの後は、高いところに登るのが好きな家内について、鐘楼である。この鐘楼の階段は、かなりきつかった。途中に、今まで登った段数とこれから登る段数の表示があるくらいである。
　途中で休んでいると、米国人らしい夫婦づれが、まだ上にかなりあるよ、と話しかけてきた。こちらは、英語が苦手なので、Oh!とか返すだけだ。米国人（豪州人かもしれないが）は、どこに行ってもフランクである。
　ここの鐘楼は、オルゴール仕掛けになっていて、単に鐘の音だけでなく、音楽も鳴るのである。その大きなオルゴールも見学できる。
　

鐘楼　


階段（右に手すりになるロープ）


途中の表示




鐘のしかけ


一番上に着いた！




町並みを見下ろす

　鐘楼で体力を使いつくしたので昼食である。レストランはどこも混んでいたので、席があったHuyze Die Maeneへ入って、ワッフルを注文した。ベルギーのワッフルは、量も多いので、昼食としては十分だ。

レストラン外観


注文したワッフル　

　ちょっと暑かったので、広場に出ていたトラックのジェラートを食べるが、これは大失敗。全然おいしくなかった。
　周辺をブラブラし、家内の買い物につきあって、駅まで戻って、ブルージュへ。
　ちょっと歩き疲れたので、レストランへ行かずに、スーパーで食材を調達して、ホテルで食べることにした。ブリュッセル駅にあるスーパーで、サンドイッチ、水、ジュース、ヨーグルトを買い込む。

3.10.3 カードを紛失し警察へ

　ホテルに戻り、夕食を、と思ったら、家内がクレジットカードをなくしたようだ、と言う。どうやらブルージュのチョコレート店でなくしたなくしたうようなのだ。レシートを見つけて、電話してみるがつながらない。
　カード会社に連絡して、カードを止めてもらう。紛失してから、カード会社に連絡するまでの間に悪用されているかもしれないので、念のため警察に紛失届を出すように言われる。
　ホテルで警察までの道順を聞き、ブリュッセルの警察へ行く。受付があって、そこで、紛失届を出すと言うと、用紙をくれて、英語で記載して提出した。受付が、優しい婦警さんだったのでよかった。
　帰国顔、ブリュッセルでテロ事件があったというニュースを聞いてまっさきに思い出したのが、この警察のことだ。たぶん、この警察から警官が総出だったのだろうなあ。
　一応、届け出が済んだので、ホテルに持ち込んだ食材で食事をして、1日が終了した。