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海外旅行右往左往

さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。

2 旅の準備

大まかな計画は立てた。実際には、施設には休日があるし、予約するのも難しいこともある。旅行までに、着々と予約を進めた。

2.1 現地出発ツアーの予約

 今回の旅行での最大の難所は、青の洞窟へどう行くかである。自力で行くことも可能なようなのだが、かなり面倒である。ローマからの日帰りバスツアーもあるのだが、そうなると青の洞窟到着が午後になる、青の洞窟は、必ず行けるとことではない。天候に左右されるのだ。冬は絶望的なようで、夏は比較的確率が高い。1日のうちでも、午前中の方が確率が高くなるようだ。午前中に青の洞窟に行くツアーというのは、さほど多くはない。ローマから朝出発するツアーでは、不可で、どこか青の洞窟のあるカプリ島近郊に宿泊する必要がある。
 せっかく、ローマから南方向に行くのだから、ポンペイにも行きたい。ナポリも少し観光したい、と欲が出てくる。そこで、選んだのが、1泊2日の現地出発ツアーだ。ローマから出発して、ナポリ、ポンペイ遺跡を観光後、ソレントに宿泊。翌朝、青の洞窟に行き、カプリ島で自由行動後、ローマに帰るという1泊2日のツアーだ。ちょっと高額なのだが、交通費、宿泊料、食事、などコミコミで、かつ連れて行ってくれるというのは楽だ。前の年に行った旅行で、大英博物館のツアーに参加したからだろうか、ツアーの5%クーポンが送られてきたので、そのクーポンを使って予約した。このツアーは、なんと、現地時間の前日までならキャンセル可という、旅行者にやさしいツアーである。これだけ高額なツアーだと、なかなか予約するのは考えるのだが、この旅行者にやさしいキャンセルポリシーで、予約することにした。

2.2 コロッセオの予約

 次に予約したのは、コロッセオの地下ツアーだ。現地出発の日本語ツアーがあれば、是非とも参加したかったのだが、残念ながらない。予約サイトでは、イタリア語、英語、フランス語、スペイン語のガイドツアーがある。まあ、どうせわからないが英語ツアーの方が、少しはわかるかもしれない。
 この予約サイトがやっかいである。通常は、次月の予約しかできないのだが、4月〜6月の分は、3/14に予約可能にする、というアナウンスがあった。だが、少し経つと、3/14は入場のみのチケットで、私が行きたいコロッセオの地下ツアーは、予約できないとあった。
 次に、3/21にSternチケットを売り出し、後は順次予約できるようにする、とTOPページでは記載しておきながら、コロッセオの地下ツアーの予約の方に飛ぶと、3/21に予約を開始するとある。結局。3/21の現地時間9:00から予約が開始された。日本時間で17:00。ちょうど春分の日で、休みだったので、17:00から予約ページを広げた。
30分くらいは全く接続できず。1回、ツアーの選択画面までいけたが、その後、買い物カゴへ入れるところで、エラー。この30分後、再び、ツアー選択、買い物カゴ入力まで進み、カード決済画面。決済が終わり、決済内容をプリントアウトするボタンを押したとたんに、スクリプトエラーになり止まってしまった。何でだ・・・。
 再び、接続できるようになってから、買い物カゴに残っていたので、再度、入力してみると、ERROR画面。決済は済んでいるが、次に進めないという。
 とりあえず、家内の名前で、予約できる日を別途おさえておく。今度は、決済内容のプリントアウトはせずに予約すると予約できた。
 それから、文句をメールするが、なしのつぶてである。最終的に、決済だけ済んでいるのに、予約できないのだから、決済をキャンセルしてくれと2度目のメールで文句をいったら、カード支払いはキャンセルされた。金銭的には、損はしなかったが、サイトのエラーのおかげで、大きな時間損失であった。

2.3 最後の晩餐の予約

 おそらく予約の最大の難関は、最後の晩餐の予約だ。予約サイトは、グリニッジ標準時にオープンになる。頑張って、オープン直後に予約したのだが、1枠しか残っていなかった。でも、1枠でも残っていたのはラッキーということで、あわてて予約すると、この枠はガイド付きなので、そのチケットも購入しないと予約できないという表示が出る。よくわからないまま、ガイド付きの分もあわせて予約した。
 ところが、後でわかったのは、このガイドは、イタリア語ガイドだったのである。道理で、残っているはずである。でも、最後の晩餐の絵を鑑賞するだけなので、まあイタリア語でもいいか、ということにしておいた。
 こうした、ささいなトラブルはあったものの、ピサの斜塔の予約を最後に、一応、考えていた予約がほぼ完了したのが、旅行の2週間前である。

2.4 ネット環境

 ネット環境をどう考えるか?も重要だ。今回のように長い期間になると、Wi-Fiルータを借りるだけでも、それなりの費用がかかる。
 添乗員同行のツアーの場合は、ホテルのWi-Fiですませる、ということにしている。観光中に、ネットにアクセスする必要はほとんどないからだ。一方、今回のように、自分たちで行くとなると、Googleマップのお世話になることは十分考えられる。携帯電話キャリアも昔よりも安く国外での利用ができるプランもあるが、Wi-Fiルータの方は、それよりも安い値段を提示しているので、持ち歩くのは荷物になるとはいうものの、やはりWi-Fiルータを借りることにした。

2.5 スーツケースの荷物の準備

 2週間の旅行となると、荷物も大変だ。夏なので、汗をかくので、着替えた後の服も、2週間も放置しておくと匂うだろう。今回の旅行では、日程の真ん中のフィレンツェをアパートメントホテルにしたので、洗濯機が装備されている。これで、途中までの着替えた後の服を洗濯するという計画で準備を進めた。