さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
ローマは広い。2度目のローマとはいえ、5年ぶりなので、ホップ・オン・ホップ・オフ・バスに乗ることにした。事前に調べたところでは、ローマには、複数のホップ・オン・ホップ・オフ・バスが運行していて、そのうちの1つは、日本語のガイディングレシーバーがない。それ以外は、ほぼ同じような運行ルートなので、とりあえず、ローマ・テルミニ駅まで歩いて行く。
バスにすぐに乗れそうなので、そのまま乗り込む。我々が乗ったのは、City Sightseeing Italy社のバスである。バスの中で、チケットが購入できる。ピンク色のイヤホンをくれて、2階に上り、バス観光の開始である。オーディオガイドが故障していることが多いという情報もあったが、我々が乗ったバスはそんなことはなく、日本語ガイドを聞きながら、暑い中を、テルミニ駅からバチカンへ移動。
ローマの道は、石畳のところが多く、バスが移動すると本当にガタガタ揺れるので、乗り心地は良くない。2階席には、屋根がないので、太陽が直接当たって暑い。それでも、上からローマを見渡せるのと、観光地点が点ではなく線として理解できる。とはいえ、値段(1日14ユーロ)相応かどうかは難しいとことだ。
バチカン停留所で一旦下車。バチカン停留所といいながら、実際には、サンタンジェロ城前である。バチカンまでは、少し歩く必要がある。サン・ピエトロ大聖堂へ行くと、16:00過ぎというのに長蛇の列だ。30以上かかって、中に入る。
料金が必要な宝物館に入ってみる。入り口でガイディング・レシーバーを借りようとしたのだが手間取る。係の人が、まず、iPhoneにアプリを入れてくれというのである。Wi-Fiルータ経由では、うまくアプリがインストールできず、仕方なので、昔からあるガイディングレシーバーを貸してくれる。どうやら、ガイディング・レシーバーの数がないので、できる限りiPhoneのアプリをインストールさせているらしい。この手の、入り口とは別の料金が必要なところは、大抵の場合、すいている。ここも例外ではなく、すいていた。写真撮影禁止なので、写真撮影できなかったのが残念なくらい、面白かった。
サンタンジェロ城の橋の前が停留所
入り口は遠く向こう
サン・ピエトロ大聖堂を見た後、前に来たときにおいしかったジェラート屋へ行く。前に来たときは、ジェラートにホイップクリームを載せてもらいそこねたので、今度は載せてもらう。ところが、このクリームがおいしくない。ジェラートも、少し柔らかく、歩きながら食べているうちに、すぐに溶けてしまった。今回の旅行では、前に行って、よかった思い出のあるところに何カ所か行くのだが、ここだけは、期待はずれであった。
今日は初日なので、助走ということで、これでホテルに戻ることにした。
再度、ホップ・オン・ホップ・オフ・バスに乗るため、10分ほど歩く。ちょうど、ホップ・オン・ホップ・オフ・バスが来たので、それに乗ってテルミニ駅まで戻る。
そんなに食欲もないので、駅前のイータリーで、パンケーキ、チーズケーキ、水を買って帰る。
ホテルに戻り、イータリーで買った食材を食べる。水を入れた冷蔵庫の扉が故障し、冷蔵庫があけられなくなる。フロントに電話し、修理してもらった。全体的に、設備が古い。
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