さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
ホテルの朝食は、バイキングである。朝食後、ホテルをチェックアウトし、8:10過ぎにピックアップの車が来る。もう1組、ピックアップするという。昨日、ホテルまで一緒だった家族である。後で、少し話をしたところ、何と南アフリカから来たらしい。ちょっとびっくりした。
途中で、もう1人、ピックアップする。今日のガイドである。今回のツアーは、初日は日本人ガイドがつくが、2日目は英語ガイドになるというツアーである。といっても、今日の日程は、特に説明を聞かないと面白くない場所でもないので、まあ英語でも大丈夫だ。
我々夫婦、南アフリカから来た夫婦と娘の家族、ガイドの6人で、カプリ島行きの船に乗り込む。この船が、思ったよりも大きい。しかも乗客が多く、かなり探さないと座る場所を見つけることができない。かろうじて、空いているところを見つけて座る。
朝食
カプリ島への船は満員
港でバスに乗り換える
バスで陸路を進み、陸路で青の洞窟へ行く。青の洞窟へは2通りの行き方があり、海から入って、船から小舟に乗り換える行き方と、陸路で行って船着き場で船に乗り換える行き方である。今回のツアーは陸路であった。陸路の方が、楽で、余り待たずに済むということらしいので、ラッキーである。
朝早くから多くの船が既に洞窟に出てきている。どうやら、青の洞窟に入れそうである。ローマからオルヴィエートへの日帰りツアーで一緒だったカップルは、そのツアーの前に青の洞窟に行っていて、入れなかったと言っていた。6月は、入れる確率が高いという話なのに、入れないこともあるんだなあ、と思っていたのだが、入れるらしい。
小舟に乗り込み、横になる。座って入れるようなところではないのである。岸壁の狭いすき間に、鎖が張ってあって、それを持って、船を強引に洞窟の中に入れるのである。確かに、波が少しでもあれば、この入る時に大事故になりそうである。
中は、本当に幻想的な青さである。最初のうちは、写真を撮るのも忘れ、見とれてしまう。中にいることができるのは、数分だ。船を下りるときには、チップを要求される。まあ、仕方ない。
海岸は既に船で一杯
階段を下りると乗り場がある
中は青の世界
今日の観光のメインであった青の洞窟は、無事に見ることができた。後は、カプリ島観光である。
アナカプリまでバスで移動。ソラーロ山でリフトに乗って、展望台へ。このリフトは、頂上まで上るのに時間がかかる。途中で眠たくなるくらいだ。
頂上からの眺めは、すばらしい。海には多くの船が出ており、海岸沿いには、きれいな建物がある。いかにも、リゾート地であった。
その後、レストランで昼食。
リフト乗り場
案内の看板
長〜いリフト
展望台はそれほど広くない
昼食の後、カプリ島の中心の町に移動。希望があれば、遊覧船に乗るか、と聞かれる。せっかくだから、乗ることにする。
船というよりは、少し大きなボートという感じである。案内の人が、少しうるさい。イタリア人のノリ、なのだろうか。心配したほど揺れず、カプリ島のいろんな海の色を楽しめた。途中に、セレブ達の別荘もたくさんあり、ここがリゾート地であることを実感する。
カプリ島の町
景色もすばらしい
遊覧船から見るカプリ島
前の洞窟にも入る(中は狭い)
アルマーニの別荘
こんなすき間にも入る
遊覧船を楽しんだ後、我々夫婦は、ナポリへ移動。もう1組の家族連れは、ソレントにもう1泊するようで、ガイドとソレント行きの船に乗ってお別れ。我々は、ナポリ行きの船に乗る。
ナポリ港で、1組の日本人観光役をガイドしていた日本人ガイドと合流し、バスでローマへ移動。なかなか、うまい仕組みのツアーだ。
ホテルに戻ってから夕食に行く元気もないので、途中の休憩所で適当に夕食になりそうなものを買う。
ローマに着いてから、昨日チェックアウトしたホテルに、再度チェックイン。荷物を専門の業者に有料で預けられるということを教えてくれたフロントが、チェックインの担当であった。向こうもこちらを覚えていた。部屋は、狭い。バスタブもない。遅くチェックインするとこういうことになる。ちょっと残念。
ナポリ行きの船
ナポリ港での待ち合わせ場所
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