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海外旅行右往左往

さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。

3.10 フィレンツェ観光2日目(金曜日)

ピサ、ヴェッキオ宮殿、ミケランジェロ広場を観光。

3.10.1 ピサへ移動

 朝はピサの斜塔へ行く予定なので、朝5:00に起床し、昨夜、スーパーで買ってきた朝食を食べる。アパートは、こういう時は、快適である。歩いてフィレンツェ駅へ移動。
 7:00フィレンツェ発ピサ行きの列車で、ピサ中央駅へ。列車の中は、かなり冷房がきいていて寒い。ローマからフィレンツェへの特急列車は、そんなことがなかったので、冷房対策の上着を持ってきていなかったので、寒かった。
 ピサ中央駅で下車。ちょっとトイレに行きたくなって、トイレを探す。マクドナルドがあったので、そこでトイレをする。タバキでバスのチケットを購入し、斜塔行きのバス停へ。前に来た時のバス停の場所へ行くのだが、何となく違う。よーく見ると、斜塔の大きな印があるバス停があって、そこが斜塔行きのバス停であった。さすがに、5年も経つと場所は変わるものだ。
 バスの中でバリデーションをしようとするのだが、故障していて、できない。バスに乗り込む乗客がみんな困っているのだが、運転手はわれ存ぜずである。機械は故障していたが、バスは斜塔の前まで無事到着した。

寒かった列車
寒かった列車

斜塔行きの表示
斜塔行きの表示

バスのチケット
バスのチケット

3.10.2 ピサの斜塔

 ピサには、前にも来ているのだが、その時には、斜塔に上らなかった。そのことが、心残りということで、再度、斜塔に来ることになった。今度は、当然、斜塔に上る予定だ。
 かなり早く到着したので、さすがに観光客もまばらだ。斜塔に上る予約をしている時間まで、余裕があるので、洗礼堂へ入ることにした。ピサの宝石箱と呼ばれているところらしい。外観は美しい。中は、ちょっと拍子抜けである。特に、何が置いてあるということもない。音響効果が抜群な場所らしい。確かに、音が響いている。少し上に行く階段があったので、ピサの斜塔の予行演習に上ってみる。

洗礼堂の外観
洗礼堂の外観

中は質素
中は質素


 ピサの斜塔に上るには、基本は、カメラ以外の荷物は預けていく必要がある。斜塔から少し離れた場所にあるところで荷物を預け、列に並ぶ。時間になったら、いよいよ斜塔に入る。
 斜塔の階段は、斜めになっていて、少し上りにくい。ただ、意外に楽に上ることができた。上からの景色を楽しんだ後で、下へ。斜塔を維持するために、突っ張り棒をしていたり、傾斜を測定したり、いろいろ大変なようだ。

ピサの斜塔
ピサの斜塔

入り口にいる係の人
入り口にいる係の人

斜塔の階段
斜塔の階段

斜塔を上った所
斜塔を上った所

斜塔の中にあった突っ張り棒
斜塔の中にあった突っ張り棒

別の突っ張り棒
別の突っ張り棒

傾斜を測定する器械
傾斜を測定する器械


 斜塔に上って疲れた後、大聖堂へ。ここのランプの揺れを見てガリレオが振り子の原理を発見したという伝説があるところだ。斜塔を下りてすぐは、何か行事があったようで入れなかった。少し待ってから入る。さすがに大聖堂。中はかなり豪華だ。

大聖堂の外観
大聖堂の外観

中は豪華
中は豪華

 斜塔にも上り、大聖堂にも洗礼堂にも入り、ということで、前に来た時にはできなかったことを全てやり終えて、満足して帰る途中で、城壁の上を歩いている人を発見する。工事の人でもなさそうである。ひょっとして、観光客も城壁に上れるのだろうか、と周りを見渡すと、端っこの方に何か入り口がありそうだ。あまり時間はないのだが、城壁に上ってみる。全長はかなり長い城壁のようで、全部行くには時間がないので、少しだけ城壁を歩く。
 思ってもみなかった付録付きで、ピサを堪能。
 フィレンツェへの帰りの列車は、行きと同様、寒かった。

ピサの城壁
ピサの城壁

入り口にあった案内
入り口にあった案内

赤いところが城壁で行ける場所
赤いところが城壁で行ける場所

城壁の通路
城壁の通路

城壁からピサを見る
城壁からピサを見る

3.10.3 ヴェッキオ宮殿

 一旦、アパートに戻り、昼食。ちょっと、旅の疲れが出てきていて、あまり食欲がなかったので、日本から持ってきたソーメンを昼食にする。やはり日本食はおいしい。
 アパートで少し休憩をしてから、ヴェッキオ宮殿へ行く。ここでは、Secret Passagesというツアーを予約している。ヴェッキオ宮殿の秘密の通路を案内してくれるというツアーである。残念ながら英語ツアーだ。
 14:30のツアーを予約していた。15分前に来い、と書いてあるので、30分程前に到着。窓口にチケットを見せて、言われた通りの場所で待つ。総勢10名ほどの参加者で、ツアーはスタート。
 いきなり秘密の出口から出ると、そこにいた通行人がびっくりする、という、なかなか楽しいスタートである。秘密の部屋に入ると、絵が飾ってある。その絵の裏側に宝物入れがあったりする。また、ある絵の裏側は秘密の部屋になっていたりする。有名な500人大広間の天井の裏側を案内してくれて、ツアーは終了。英語の案内は、ゆっくりとわかりやすく話をしてくれたので、大まかな内容はわかる。なかなか楽しいツアーだ。
 後日、TV番組で、ヴェッキオ宮殿の建物の構造を調査するという番組があった。どうやら今でも、全ての秘密の通路が解明されているわけではないようだ。
 ツアーの後で、同じチケットで塔にも上れるというので、午前中に斜塔に上ったにもかかわらず、また塔に上る。30分ほど行列を待たなければならなかった。塔が狭いので、どうやら人数制限をしているようだ。フィレンツェの景色が一望できた。

秘密の出口(楽しそうに案内してくれる)
秘密の出口(楽しそうに案内してくれる)

左側にあるのが秘密の出口
左側にあるのが秘密の出口

秘密の部屋
秘密の部屋

絵の裏側に宝物入れ
絵の裏側に宝物入れ

絵の裏側の秘密の通路
絵の裏側の秘密の通路

500人広間
500人広間

500人広間の天井裏
500人広間の天井裏

天井の構造の模型
天井の構造の模型

この塔に上る
この塔に上る

塔からの景色
塔からの景色

3.10.4 ミケランジェロ広場

 予約していたツアーを終え、塔にも2つも上り、城壁にも上って、くたくたなのだが、それでも頑張って、ミケランジェロ広場へ行く。
 ヴェッキオ宮殿からのバスの接続が悪そうだし、タクシー乗り場も見当たらないし、ということで、歩いて行くことにする。これが、思いのほか大変であった。平面の道はともかく、広場へ上る階段がつらいのである。今日は、上ってばっかりである。
 広場の見晴らしはいい。でも、日陰もなく、ゆっくり座る場所も少ない。
 帰りは、歩く元気もなく、バスに乗るのだが、どうやらフィレンツェ駅までは行かないバスだったようで、途中で変なコースを進む。仕方ないので、一旦バス停で下りて、あとはGoogleマップとGPSを頼りに駅まで出る。駅まで行けば、あとは簡単である。観光地ではないフィレンツェの車窓観光にはなった。

大したことのなさそうな階段(実はてごわい)
大したことのなさそうな階段(実はてごわい)

ミケランジェロ広場
ミケランジェロ広場

広場からの景色
広場からの景色

3.10.5 夕食は中央市場のフードコート

 この日の歩数記録を見ると、21,000歩も歩いている。しかも、かなりの上下もあって、足はくたくたである。レストランへ行く気にもなれず、夕食は、中央市場のフードコートへ行く。
 疲れてはいるが、一応、1周して、気に入った料理を頼み、食べる。かなりおいしい。疲れきってはいるが、ミネラルウォーターを買う必要があるので、帰りにスーパーへ寄って、今日の活動は終了だ。

フードコート
フードコート

串刺しのバーベキュー
串刺しのバーベキュー

パニーノ
パニーノ