さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
大きなホテルなので、朝食会場も広い。ここの朝食もまあまあであった。
午前中は、最後の晩餐を見に行く。地下鉄に乗って、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ移動。ミラノの地下鉄は、かなり深い場所にあって、かなり下りていく必要がある。どこで切符を買えばいいか少し手間取った。最寄り駅から教会へは、Googleマップにお任せである。
予約時間開始と同時に、サイトの予約枠は埋まってしまっていて、この予約は、唯一残っていたイタリア語ガイドツアーなのである。言われることは一切わからないだろうけど、最後の晩餐を見るだけだからなんとかなるだろう。
予約票は、教会の横にある事務所で見せる必要がある。例によって、時間になったら呼ぶから、というような曖昧な指示だ。時間になるまで、外で時間をつぶす。
入場すると、ちょっと進むごとに、ガラス戸がしまるという厳重な入場者人数管理をやっている。最後の晩餐のある場所まで行くと、ガイドが説明してくれるのだが、当然、全くわからない。ただ、イタリア語がわからないのは、我々夫婦だけでなく、ツアー参加者の半数くらいは、そんな人達だった。同じように、この枠しか予約できなかった人達なのだろう。
ここは、写真撮影はできるので、じっくりと写真を撮る。暗いので、あまりきれいな写真は撮れないが。出口には、当然、資料がたくさん販売されていた。
最後の晩餐ツアーが終わってから、教会の中に入って、ホテルに戻った。
地下鉄の最寄り駅
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
最後の晩餐の入り口
途中にあるガラス扉
最後の晩餐
一部アップ
説明
教会の中
昨夜、デパートでお土産を買ったのだが、まだ量が不足するというので、近くにあった大きなお菓子屋へ寄る。ここは、2F建ての建物が全部お菓子という店だ。ここで、お土産を補充した。
昼食は、デザートでも、ということで、ガイドブックに載っていた店に行く。Sant Ambroeusという店だ。どうやらビジネス街の近くにあるらしく、ドゥオーモ付近とは、歩いている人達の服装が違う。中の、カフェらしきところに入ると、食事のメニューを渡される。カフェにするつもりだったのだが、間違ってレストランに来てしまったのかな、と右往左往してしまって、食事を注文。後で入ってきた人を見ると、カフェだけにすることも可能だったようだ。デザートが自慢らしく、どれを選ぶか、ウエイターが持ってきてくれる。どちらのケーキも、チョコレートに店の名前が入っていた。まあ、本場で食べるミラノ風カツレツはおいしかったし、デザートもおいしかった。予算大幅オーバーだったが。
ホテル近くのお菓子屋
すごい品揃え
カフェだと思って入ったところ(やっぱりカフェだったけど)
食事メニュー
ミラノ風カツレツ
オムレツ
デザート
デザート
昼食後、今回の旅行で、最後の予約であるドゥオーモのテラスへ行く。これは、ガイド付きではなく、ドゥオーモのテラス上れる優先入場券なのである。ドゥオーモに、優先入場専用の入り口があって、ここは空いていた。係の人が、チケットのバーコードをスキャンするだけである。あっという間に、中に入れる。
優先入場といいながら、窓口でチケットに交換する必要があり、窓口で延々並ばされた所。優先入場者が、普通の入場者よりも人数が多いのではないかと思われる所。どこで並べば良いのかさっぱりわからない所。イタリアの優先入場は、あまり期待していなかったのだが、このドゥオーモの優先入場だけは、本当に機能している優先入場だった。
数年前に、大聖堂らしき場所の屋根の上で観光客が歩いている写真が、ある雑誌に掲載されいて、家内がそこに行きたいと行っていたのが、このドゥオーモなのだ。途中まではエレベータで上れる。テラスは、本当に暑い。要は、屋根の上なのだから、その上に屋根があるわけがなく、太陽がそのまま照りつけるのである。高いところなので、眺めは素晴らしい。あと、聖人の像が立っている場所がすごい。よくもまあ、あんなところに設置できたものだ、というようなところにあるのだ。
エレベータを下りるとドゥオーモの中に入れる。ここのステンドグラスが素晴らしかった。
本当に屋根の部分を歩ける
1人で立つ聖人の像
屋根のてっぺん
外から見えない場所も装飾されている
修復工事ご苦労様です
ドゥオーモの中
ステンドグラスがきれい
ドゥオーモで、時間予約していたところはすべて終了。まだ、時間があるので、有名な運河へ行くことにする。せっかくなので、トラムに乗ろうとするのだが、タバキが見当たらない。ドゥオーモ付近は、スーパーもないし、タバキもない。他の都市とは異なる。トラムの中でチケットを購入できるかと思ったら、それも無理だった。運転手に聞いたところへ買いに行くが、そこでは売っていないという。結局、地下鉄のチケットと共通なので、地下鉄の駅の近くの店でチケットを購入することになった。
トラム自体は、地上を走るので、景色が見られる。昔なら、どこで下車するか不安だったが、今では、Googleマップを見ながら乗っていれば、下車場所がわかる。
運河まで行ってみるが、そんなにきれいなとことではない。運河の周りに、レストランがたくさん並んでいるだけである。あまり食欲もなく、ちょっと散歩しただけで、ホテルへ戻り、日本から持ってきた雑炊で夕食。
トラム
運河
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