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海外旅行右往左往

さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。

3.2 シンガポール初日(金曜日)

シンガポールに到着したのが夕方だったので、その夜は、リバークルーズと夕食を楽しんだ。

3.2.1 リバークルーズ

 シンガポールは2回目なのだが、前回は20年前なので、初めても同然である。地下鉄を使って動き回るのは、明日以降にして、今夜は、まずリバークルーズに行くことにした。昼だけでなく、夜の時間帯がお勧めということもあり、いったん船に乗ったらあとは景色を見ればいいということで、現地に慣れていない夜の観光としてはピッタリである。
 ホテル近くのチケット売り場はすぎに見つかったが、チケットブースのお姉さんがさぼっていて、ブースの中にはいなかった。ブースの前で「チケットを買いたいんだけど」という態度を見せていたら、川べりでさぼっていたブースのお姉さんがやってきて、無事、チケットを買えた。今回の旅行で思ったのだけど、シンガポールの店員は、素晴らしく愛想のいい親切な店員と、ぶっきらぼうで全く愛想のない定員に分かれていて、中間の態度の店員はごく少数のようだ。まあ、チケットを買うだけなので、愛想がなくても十分なのだが。
 出発は19:00.ちょうど日没で、夜景ツアーとしてはピッタリの時間だ。
 リバークルーズ船は、船尾は解放デッキになっていて、開放感がある。ただし、航行している場所の説明の放送は、ほとんど聞こえない。まあ、英語なので、たとえ放送が聞こえたとしても、意味はほとんど聞き取れないが。
 金曜の夜なので、オフィスビル群も照明がついていて、きれいである。お約束のマーライオンなども見ることができた。


乗り場から船とビル群を写す


マーライオン(夜は少しこわい)

3.2.2 対岸からマリーナベイのショーを見る

 リバークルーズを終えて、元の場所に戻ったら、ちょうどマリーナベイのショーワンダー・フルが始まるところであった。場所は、実際にショーをやっている場所の対岸に人が集まっていたので、きっと、そこから見られるだろうということで、始まるのを待っていた。対岸からなので、レーザーのショーしか見ることはできなかった。レーザーのショーだけでは正直言って、少し迫力に欠けるという感じであった。

3.2.3 チリ・クラブを食べに行く

 夕食は、チリ・クラブである。ネタ本はシンガポール ランキング&マル得テクニック! 2017 (地球の歩き方ムック) この本に紹介されていた店の中で、マリーナベイから比較的近くのロバートソンキーにあるレッド・ハウスだ。タクシーで乗り付けようとしたのだが、こういう川沿いのところは自動車は入れないようで、1つ離れた通りまでしかタクシーは行ってくれない。降りた場所は、本当に自動車道である。
 近くにセブン・イレブンがあったので、明日からの地下鉄での移動に備えて、まずEZ-linkカードを購入した。息子がシンガポールに行ったときに、持って帰ったカードがあるので、そのカードにチャージして、もう1枚新しく購入。ついでに、店の場所を聞くと、教えてくれた。この男の店員は、リバークルーズのチケット売り場の店員と違って、愛想のいい親切な店員であった。今回の旅行では、不思議と、男の店員の方が、女の店員よりも愛想がよいことが多かった気がする。
 順路を教えてくれたといっても、ロバートソンキーの川沿いには、飲食店がずらり並んでいて、どこかはすぐにわからない。少し迷ってから、無事たどり着くことができた。幸い席は空いていたので、すぐに座ることができた。そんなに空腹というわけでもなく、名物のチリクラブとパンだけ注文した。
 お通しのようなものを持ってきてくれた中に、ウエットティッシュのようなものがあったので、よく見てみると、蚊よけのシートであった。確かに川沿いなので蚊がいるのかもしれない。ホテルから出るときに、蚊よけのスプレーをしてきていたので、蚊にさされることはなかった。
 待つこと、約30分。チリクラブが登場。カニがまるごと入っている。値段は重量で決まるようである。おいしいのだが、食べるおがむつかしい。カニばさみが、日本のものと違って、扱いにくかったのと、チリまみれのカニなので、カニばさみもチリまみれになって、手が汚れることである。フィンガーボールを持ってきてくれなかったので、本当に手が汚れて、大変であった。妻が、ウエットティッシュを持ってきてくれていなかったら大変だった。
 カニもおいしかったが、それ以上においしかったのは、実はパンである。このパンにチリをつけて食べると本当においしい。パンだけ追加で注文しようかと思ったくらいだ。
 少し離れたテーブルからは、日本語が聞こえてきたので、仕事を終えた打ち上げなのだろう。誕生日のパーティーもあったようで、ハッピーバースデーの歌声も聞こえてきた。人気店なのは間違いない。
 食事を終えると、また自動車道に出て、タクシーでホテルに戻る。初日から、まあまあの滑り出しだ。