さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
今回のパリ滞在は、1日目と2日目を地下鉄とバスで観光する予定である。そこで、地下鉄とバスの1日乗車券であるモビリスを、4枚(夫婦2人で2日間分)購入した。使う前に、日付と名前を書かなければいけない。これは、必須である。2日とも、地下鉄構内で検札があった。事前に記入していなければ、罰金を取られたはずだ。
購入は、自動販売機で、表示を英語に切り替えられるので、購入は簡単だ。クレジットカードも使えるのだが、万が一、途中で自動販売機が故障した時に、クレジットカードが出てこなければ、というトラブルを考えると、現金の方が安全(万が一の時は、その現金をあきらめればいいい)という考えで、現金で購入した。
サント・シャペルは、ステンドグラスで有名な教会である。かなり並ぶこともあるらしいのだが、我々が行った時には、それほど並ばずに入ることができた。たしかに、きれいなステンドグラスだ。
ノートルダム寺院は、サント・シャペルのすぐ近くにある。こちらは、開けた場所にあり、人通りも多い。でも、並ばずに入れるのは同じだ。我々は、そこに入らずに、まず地下にあるクリプトを見学することにした。こちらの方が早く閉まるからだ。入り口は、ノートルダム寺院の入り口とは別の所にある。
ローマ時代からのパリの遺跡を見ることができる。夫婦とも遺跡好きなので、楽しく見ることができた。中には、我々以外に数人いただけなので、ゆっくりと見ることができる。
説明のほとんどはフランス語なので、さっぱりわからないが、主要な所は英語も書いてあるので、見学には困らない。
遺跡の見学が終わってから、いよいよノートルダム寺院の内部見学である。どうやらミサが行われているようなので、迷惑にならないように見学。上に登ることもできるのだが、私の体調が悪く、登るのは中止。素直に内部見学にする。ここのステンドグラスもきれいである。
途中で、宝物館があるが、有料である。有料という理由でだと思うが、ほとんど人は入っていない。が、せっかく来たのだがから、そのあたりはケチケチせずに、入ることにする。さすがに有料だけあって、高価であろうと思われるものが展示されていた。
ミサは、もうもうと煙が上がっている。カトリック教会では、絵画が煤けていることが多いが、この煙ならそうだろうなあ、と思う。
外に出て、0kmポスト(ポワン・ゼロというらしい)をさがす。我々の前にも、人がいて、写真を撮っていたが、我々も負けずに写真を撮る。裏手のガーゴイルで有名な場所を通って夕食へ。
夕方にパリに着いてから、かなり歩いたので、空腹である。本来なら、夕食というところだが、ノートルダム寺院から歩いていける所に、デザートで有名な、ベルティオンという所がある。ここで、デザートを食べて、それを夕食がわりにした。
店の近くまで行くと、18:00すぎというのに、すごい行列である。この行列は、アイスクリームのテイクアウト待ちの行列のようで、我々の行くデザートを出す店と同じ名前の店だが、もう少し行った所にある。こちらは、まあまあの混雑。一応、座席はあいていて、座ることができた。
まあ、無愛想な店で、なかなか注文は取りに来てくれない。でも、出てきたデザートはおいしかった。かつ、かなりの量である。老夫婦の夕食がわりとしては、十分な量だ。
かなりのボリュームだったので、デザートだけの夕食で、次の観光地である凱旋門へ移動。ここは、夜遅くまで上に登れるし、周囲も人通りが多いので行きやすい場所である。螺旋階段を上って、凱旋門の屋上へ。さすがに、パリの道路の中心だけあって、どこから見てもパリの町を見渡せる。
ナポレオンゆかりの場所だけあって、凱旋門にあるお土産屋は、ナポレオンのオンパレードである。
昼から到着したにしては、かなりの所を観光し、疲れたのでホテルへ戻る。戻る途中の、ホテルの最寄り駅で、検札があった。日本の検札は車内で実施するが、パリでは駅通路でやるようである。
ホテルは、立地最高、設備最低の場所だったが、疲れていたので、ぐっすり眠れた。
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