さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。
宿泊はフィレンツェで、ピサはあくまで通過点である。なので、ホテルに荷物を預けるわけにはいかないので、ピサ駅で荷物を預ける。荷物を預けるときに身分証明書が必要なので、パスポートを見せると、コピーを取られる。荷物ごとに預けた人間を特定できるようにしているようだ。小さなスーツケース1個で4ユーロであった。
バスのチケットは車内で買うよりもタバッキ(TABAKKI)で買う方が安いということだったので、4人分のチケットを購入。いざ、ピサの斜塔へ行くバスに乗ろうとしたが、どのバスに乗ればいいのかわからない。
ピサの名物はピサの斜塔なので、ピサの斜塔へはこのバスで、というような目立つ表示があるものと思って事前に調べていなかったのである。少しあわてたが、持参していたガイドブックローマ・フィレンツェ (ララチッタ) に乗り場が記載されていた。バスターミナルのところではなく、駅前通りを渡った場所にあるNHホテル前のバス停だったのだ。そこへ行くと本当に大勢の観光客がバスに乗り込んでいるところであった。
バスに乗ると、本来は、バスの中にある検札機にバスのチケットを通す必要があるのだが、そんな余裕はないくらい混んでいた。誰も検札機を通している乗客はいない。まあ、チケットは買っているので、いいとしよう。
大混雑のバスは、荒い運転でピサの斜塔に到着。
バスを降りると、ピサの斜塔まではすぐである。門のようなところを通るといきなり目の前にピサの斜塔が見える。おきまりの、ピサの斜塔をささえているポーズ、ピサの斜塔を押しているポーズで記念撮影をしている観光客多数。カメラのファインダー以外から見ているとかなり間抜けである。
ピサの斜塔は、実際に見ると写真で見るよりも傾いて見える。
このピサの斜塔には、上れるのだが、傾いた塔に上るのは疲れそうであったことと、後でフィレンツェへ行く予定であまり時間がなかったので、上るのでパスした。
ピサも暑い。観光よりもジェラートということで、斜塔近くでジェラートを食べて少し休憩。日陰に入ることができた。
バスに間一髪で間に合ってピサ駅へ。往路と全く違うコースを通って、無事駅に到着。このバスは混雑していなかったので、座ることができた。
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