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海外旅行右往左往

さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。

3.8 フィレンツェ1日目(ウッフィッツィー美術館、ベッキオ橋)

往路ピサへ寄ったので、フィレンツェに到着したのは昼過ぎである。ホテルにチェックインし、予約していたウッフィッツィー美術館へ。予約していたにもかかわらず、かなり並ばされてしまう。その後でベッキオ橋へ。既に時間も遅かったので各店舗が店じまいするところだった。

3.8.1 フィレンツェへ駅からホテルへ

 ピサからの普通電車がフィレンツェ駅に到着。さて、ますはホテルへ行くためにタクシー乗り場さがしである。駅のホームの全体図が駅に掲示されていたので、その配置図を見てタクシー乗り場へむかう。ところが、途中の構内の行き先表示では、全く逆の方向がタクシー乗り場であるという表示になっている。こういうことがあると、旅先では訳がわからなくなり右往左往してしまう。
 結局は、駅の構内地図のほうが正しかった。フィレンツェ駅は広いので、こうした表示はしっかりしてほしいものだ。タクシーでホテルまで行く。

3.8.2 ホテルに荷物を預け市街へ

 予約していたホテルは、アーモイタリアというサイトでお勧めホテルとして掲載されていたホテル・エグゼクティブである。ローマでの滞在が、ツイン2部屋だったが、このホテルでは1部屋で4人宿泊がそんなに高くなく可能ということで選んだホテルである。ホテルに到着したのが、13:30過ぎだったので、チェックインできると思っていたが、部屋の準備がまだのようで、チェックインは2時間くらい後になると言われた。そのまま待ってもしかたないので、ホテルに荷物を預けて出かけることにする。
 このホテルは市街から少し外れた所にある。まずは歩きである。途中に、ちょっとした食材屋があったりして、ローマとはなかり異なる風情である。

フィレンツェの食材屋さんのウィンドウ
食材屋さんのウィンドウ(ここで買ったトリフ塩がおいおしかった)

3.8.3 ウフィッツィー美術館

 ウフィッツィー美術館は混雑するということで、バチカン美術館と同様、ここも予約サイトで事前に予約していた。予約時間の14:30ぎりぎりにウフィッツィー美術館へ到着するが、どこに行けばいいかわからない。行けばわかると思っていたのだが、バチカン美術館と違って、予約者はことらとかいう親切な看板はない。これもガイドブックローマ・フィレンツェ (ララチッタ) に書いてあって、3番カウンターへいかなければならないのである。
 この予約者専用の所がすぐに行けるかというとそんなことはない。チケット引き換えのための列に並ぶのである。どこの並べばいいいか右往左往している間に、この列に並んだ時点で予約時間を過ぎていた。係員に聞くとそのまま並べ、という。私の前の人は、少し早く来ていたようで、時間になるまで待てとい言われていた。この列は、屋外である。この暑い中、時間まで待つのは大変である。真面目に時間通り行くよりも、時間に遅れるほうがまし、というちょっと変な感じのする対応だ。
 予約しているにも関わらず、30分ほど待たされる羽目になった。予約料4ユーロも払っているのに、うんざりである。翌日行ったアカデミー美術館も同様で、フィレンツェの美術館の予約者に対する対応の悪さは改善の余地ありである。

3.8.4 買い物をしてホテルにチェックインしベッキオ橋へ

 おみやげにワインを買うことを決めていたので、ワインを買いに行くことにする。20ユーロほどの予算で、ということだったのに、妙にアグレッシブな店員につかまって、倍の予算のワインを買うはめになった。このワインは、ワインの味のわからない我々にもおいしいと思わせる味であった。
 フィレンツェはあちらこちらにジェラート屋さんがあって、どれもおいしい。この日は、朝食を列車の中で食べ、昼食は食べていないのだが、途中で何回かジェラートを食べたおかげで結局昼食は食べずにすました。
 いろいろと買い物もして、荷物が重たくなったので、ホテルでチェックインし、荷物を置いていく。既に部屋の中に荷物を置いていてくれたのはよかったが、部屋の構造が今一つである。たとえば、部屋に入ってからまだ階段があるという特殊仕様であったり、部屋が2階構造になっているのだが、その2Fはトイレとシャワールームだけある。1Fにもトイレとシャワールームがあるのに、どうして2Fみあるのか、これもよくわからない仕様である。我が家にはちょっと不評であった。
 とりあえず荷物を置いて、フィレンツェの観光の中心の一つであるベッキオ橋へ行く。行く途中で、きれいな砂絵を描いている所を見かけたり、またジェラートを食べたりで、うろうろしながら行っている間に時間は経過し、到着したのは19:00過ぎであった。橋の上に建っている店はほとんどが店舗じまいの途中であった。ここの店舗の主流は、貴金属なので、庶民には縁のない場所なので、閉まっていてもあまり問題なかたが、ウインドウショッピングくらいはしたかった。なるほど、各店舗はこうやって店じまいするのだ、というのを見られたのは興味深かった。上から引き戸を下ろして、そこに施錠するという仕組みである。狭い場所で工夫されていることに感心した。

ワインを買いに行ったフィレンツェの店
ワインを買いに行った店。フィレンツェの何か所かで見かけた

フィレンツェのジェラート屋
途中で寄ったジェラート屋(結構繁盛している)

フィレンツェの砂絵
>砂絵を描いている様子

店が閉まりかけているにに旅行客であふれてるベッキオ橋
店が閉まりかけているのに旅行客であふれてるベッキオ橋

3.8.5 ホテル近くのトラットリアで食事し、水を買ってホテル泊

 店舗が閉まりかけると、だんだんと旅行客も少なくなり、寂しい感じになってくる。ホテル近くにアーモイタリアというサイトで勧めていたアルマンドというトラットリアへ行く。行ったら、予約しているか、と聞かれたので、予約していないとこたえた。入れないか、と覚悟していたら、何とか席を調整してくれた。
 日本語のホームページでお勧めの店だけあって、日本人が半分ほどであった。フィレンツェ名物のビステッカをオーダーした。1kgということなので、4人でシェアしたが、塩味加減が絶品で、もう1つ追加してもよかったくらいである。この店は本当においしかった。今回のイタリア旅行でも一番おいしかったかもしれない。
 外を歩き回っていたので、かなり足も疲れている。水不足になりそうなので、途中のミニスーパーでミネラルウォーターを3本ほど買って帰った。ローマではあちこちに水道があって、水には不足しなかったが、フィレンツェではそんな場所はなく、少し水不足気味だったのか、朝までに3本の水をすべて飲んでしまった。