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海外旅行右往左往

さえない中年夫婦が、慣れない海外で右往左往した海外旅行記。

3.12 ローマ5日目(トレビの泉、ポポロ広場、ナイトツアー)

翌日は、日本へ帰国する日なので、旅行としては最終日である。昨日が聖母の被昇天の祝日で観光できなかったところを観光し、夜はナイトツアーで夜景を楽しんだ。

3.12.1 再度、朝市に挑戦

 昨日もカンポ・デ・フィオーリの朝市に行ったのだが、聖母の被昇天の祝日で、ほとんど店が出ていなかった。今日は大丈夫だろうと再挑戦した。広場一杯に店が広がっていて、楽しく買い物ができた。
 特に面白かったのが、調理器具の実演販売である。実演販売@ローマ カンポ・デ・フィオーリで紹介されている調理器具を、秋葉原駅前の実演販売よろしく実演販売していた。家格も10ユーロと手頃なので、実演につられて買ってしまった。この実演販売は目立つので、YouTubeでもいろいろな動画がUPされている(たとえばこれ)。これは、帰国後、実際に簡単に使えた。特にレモン絞りは本当に簡単に絞れる。作りは安っぽいので、何度か使うと駄目になりそうだが、旅行の記念には面白いと思う。
 その他にも、いくつか日本にも持って帰れそうな食材を買った。
 その後で、パンテオンに寄る。昨日はミサで入れなかったのだが、今日は入ることができた。

3.12.2 トレビの泉の近くにある水道博物館

 パンテオンの後、トレビの泉へ。ここは本当に混雑している。昨日、朝早く来て良かった。今回は少し遅い時間なので、とてもではないが、優雅にコインを投げ入れるような雰囲気ではなかった。
 トレビの泉から2〜3分歩いたところに水道博物館がある。実は、この場所は、日本のガイドブックには載っていないので水道博物館というのが正しいのかどうかはよくわからない。何かのTV番組で、トレビの泉の裏手に進むと、地下に下りるところがあって、そこからトレビの泉に水を供給している水道を見ることができるのである。帰国後、紹介サイトを見つけた。
 あんなに大混雑しているトレビの泉のすぐそばにあるとは思えないような博物館である。入場者は、我々家族だけであった。実際に地下にあるローマの水道をゆっくりと見ることができた。入場料は大人3ユーロ、学生1ユーロなので手軽である。30分もあれば見て回れる。かなり下手な写真だが、あまり情報が出回っていないようなので、掲載しておく。

トレビの泉近くの水道博物館の案内
入り口にあった説明

水道博物館の中の様子
中の様子

水道博物館の中の様子
下の方の様子

3.12.3 昼食後ナヴォーナ広場へ行って絵を買う

 昼食は、あらかじめWebで探しておいしいと評判であったところへ向かうが、まさかの工事中閉店だった。ただ、その周辺はトラットリアの激戦区のようで、ふらりと入った店もおいしかった。
 ナヴォーナ広場では、あちらこちらで絵を売っている。ローマの記念に、ということで、何枚か絵を買って帰った。朝市やナヴォーナ広場の買い物で荷物が増えてしまったのと、夏の暑さにまいってしまったので、ホテルに戻って、1時間ほど昼寝をした。

3.12.4 ポポロ広場

 ホテルで休憩した後で、ポポロ広場へ地下鉄で行く。切符を買うに自動販売機に20ユーロ札を入れるのだが、お札が返ってくる。どうやら10ユーロ札しか受け入れないようである。たぶん、日本のようにおつりにお札を出すという機能がないからであろう。
 ポポロ広場には、中央にオベリスクがあり、そのオベリスクの周辺にはライオンの像が並んでいる。旅行の最初の頃は、こうした建造物を見るたびに感激していたが、ローマはあちらこちらでこういう光景が見られるので、網慣れっこになってしまっている。だが、この広場ではオベリスクの周辺にあるライオン像の上に座っている人もいて少しびっくりした。
 近くに小高い丘があって、そこからもいい景色である。

ポポロ広場の中央のオベリスク
ポポロ広場の中央のオベリスク

オベリスクの周りにあるライオン像に人が座っている
オベリスクの周りにあるライオン像に人が座っている

3.12.5 ナイトツアー

 イタリア旅行の最後に、ということでナイトツアーを申し込んでいた。ホテルまで車が迎えにきてくれるツアーである。ツアーに間に合うようにとホテル近くのトラットリアへ行ったが、イタリアの店にあるまじき不味さで、イタリア最後の夕食だったのにがっかりである。
 ナイトツアーを申し込んでいたのはテヴェレ・リモという会社で、ローマに到着した時に、ホテルまでの送迎を依頼した会社である。というよりは、このナイトツアーを申し込む時に、ホテルの送迎も依頼できるということでホテルの送迎も依頼しただけで、ナイトツアーが本命である。ローマの夜景はきれいといういうことだが、夜出歩くのはこわいし、このナイトツアーなら観光名所を一気に回ってもらえる、ということで申し込んだ。3人までは110ユーロ、それ以上は1人あたり10ユーロである。4人で120ユーロであった。
 時間きっかりにホテルに迎えに来てくれる。運転手は少しデカプリオに似たハンサムな男性で、要所要所で解説をしてくれる。何よりも、大きな車でローマの狭い道をすいすい進む運転技術には感嘆した。夜景は本当に素晴らしい。夜景ツアーで行った場所は、全て昼間にも行っているので、昼間と夜の違いがわかる。どの場所も、夜というのに人が多いのにはびっくりである。トレビの泉などは、夜の方が人が多かった。
 サンタンジェロ城は、道を少し外れると危険な感じだが、その近くのバチカンはさすがに安全な感じである。ナヴォーナ広場では、夜なのに広場でいろんな芸人が出て芸をしていたり、あいかわれず絵を売っていたり、で、夜の方が風情がある感じである。
 あっという間のナイトツアーであったが、安くはない料金を払っただけの価値はあった。

コロッセオの夜景
コロッセオの夜景

夜でも人が一杯のトレビの泉
夜でも人が一杯のトレビの泉

夜の方が楽しそうなナヴォーナ広場
夜の方が楽しそうなナヴォーナ広場